リアップについて調べてみる

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リアップの効果を調べてみる男性

次にリアップの濃度に注目しました。

 

 

大正製薬のリアップは有効成分であるミノキシジルが1%しか入っていません。

 

 

ところが開発元のファルマシア・アップジョン社のあるアメリカでは、最初は2%、最近では5%のものが売られているというではありませんか。

 

 

ためしにインターネットでミノキシジルで検索をかけると山のように海外通販会社がヒットします。

 

 

直接海外の通販会社の申し込むことも考えましたが、確実性を重んじて日本の老舗通販代理店に申し込みました。

 

 

当時はまだこの体験談をまとめに入る前でしたので、なるべくミノキシジルについては調べないようにしていました。

 

 

 

しかし、どうしても知りたくなって調べてみたのですが、どうも大正製薬のリアップには奇妙な点があるように思えます。


 

 

まず本家アメリカでは5%がデフォルトなのに、日本ではたった1%、加えて効果の目安としても、本家の2〜5%が2〜3ヶ月と銘打っているのに対して1%のリアップは6ヶ月。

 

 

だいたい5%のものが世界で売られているのに対して何を恐れて1%濃度で発売するのかがわかりません。

 

 

臨床の段階で副作用でもあったのかと勘繰りたくなります。

 

 

調べてみてわかったのですが、そもそもこのリアップの有効成分ミノキシジルは、もともと狭心症の治療薬として開発されたものなのでした。

 

 

ミノキシジルには、毛細血管を拡げて血圧を下げる作用がありました。

 

 

さてさて、血圧を下げるためにミノキシジルを飲んだ患者のたちの中に、なぜか体毛が濃くなったり、多毛症になったりといった副作用が発生しました。

 

 

この噂を聞いたハゲに悩む皮膚科の医師が、ミノキシジルを粉にてアルコールに溶かし、自分の頭に塗ってみたところ、毛が生えてきました。

 

 

この噂がアメリカ中に広まり、全米でミノキシジルを狭心症治療にではなく育毛薬として頭にぺたぺたと塗る怪しげな療法が流行。

 

 

妙な使い方はしないようにとFDAが警告まで出したとのことです

 

 

(頭皮といえども、そこから薬が体内に吸収されるので、心臓の悪い人には悪影響もありえます。実際、心臓への副作用例がいくつか報告されています)。

 

 

で、これは商売になると考えたミノキシジルの開発元ファルマシア・アップジョン社がキチンと臨床実験を重ねて塗り薬としてFDAに申請して出来たのがリアップの元になった「ロゲイン」と「リゲイン」だったのです。

 

 

FDA申請時のデータでは、男性2300人に対して1年間2%溶液をつけた有効率は84%!

 

 

素晴らしいデータです。

 

 

ミノキシジルが毛細血管を広げる作業のあることから、ミノキシジルに続けとばかりに多くの狭心症治療薬が粉にされてハゲ頭に塗られたのですが、効果は見られなかったそうです。

 

 

また、当初は、ミノキシジルの血行促進作用が育毛に有効とされていたのですが、どうもこの点も疑わしくなってきています。

 

 

最近では、頭皮の血行促進に貢献していたのは溶液のアルコールの作用だったという可能性も疑われています。

 

 

というのも、血行促進という要素を度外視した実験室での細胞実験においても、ミノキシジルが髪の毛の細胞を活性化することがわかっているからです。

 

 

つまり、当初、服用によって効果が発見されたことからわかるように、アルコールに溶かさない純粋なミノキシジルでも髪の毛の細胞を活性化できるということです。

 

 

またミノキシジルが髪の毛の細胞分裂を促進することもわかってきており、このことからどうもミノキシジルは遺伝子レベルで髪の毛の細胞に働きかけるのではないか、髪の毛の成長に関係した何ものかにダイレクトに作用するのではないかと考えられているのです。

 

 

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