
私の祖父はツルッパゲだった。
父も額の後退が著しい。
真性ホモが嫌疑を紛らわすためにゲイ・バッシングするように、私も中学・高校では友人の若ハゲどもをいじめておりました。
しかしココロの中には自分がいつハゲになるかという、漠然とした不安が渦巻いていたのです。
三流私大を卒業後、それは突然やってきました。
某大企業にバブルのどさくさで潜り込んだ親子三代江戸っ子の私は慣れぬ大阪勤務を命じられました。
そこで待っていたのは過酷なイジメでした。
納豆を食べれば糾弾され、おでんは関東煮と言い換えられ、「○○じゃん」といえば、ツッコミを入れられ、日夜横山やすしの「ザ・TV演芸」をビデオで見ながら上方世界に順応しようとした私は、いつしかココロを病んでいったのです。
というか、単にナマケモノが日々18時間程度働いていたのが原因のような気もするんですが・・・
極度のストレスで髪の毛が抜けるってホントウにあるんですね。
たった二ヶ月の勤務でしたが、一気にハゲが発症し進行したのです。
ハゲの形式でいえば、小堺一機、そのまんま東タイプとでもいいましょうか。
額の両サイドで砂漠化が進行していくという、最も無駄な抵抗を試みたくなるハゲです。
たとえばカッパハゲなら歴然としたハゲなので落つる涙はとあきらめもつくでしょうが、徐々に海岸線が侵された沖の島々に国が護岸工事をするように額のボーダーラインの曖昧さは無駄な抵抗を試みたくなるものなのです。
目次
1.ハゲは遺伝する ←←←今ココ
2.育毛剤を探せ!育毛薬品カロヤン
3.薬用不老林メイグイファの希望
4.煙と消えた植毛代400万円
5.育毛剤への疑い
6.リアップとの出会い
7.リップへの失望と疑い
8.リアップについて調べてみる
9.リアップ5倍がけもムダ
10.ロゲイン5%がやってきた
11.ミノキシジルはカッパハゲにしか効かない